
年の瀬の風物詩、酉の市
11月から、酉の日に市が立ちます
十二支が「酉」の日なので、12日に一回巡ってくる計算です。
年によっては、ひと月に三回巡ってくる年(今年)もあり、そういう年は火事が多くなると言われていたりします。
そのため、三回酉の日(三の酉)がある年は、例年に増して「火の用心~~」と回る回数も増えるとのこと。
そして、酉の市でおなじみの「縁起熊手」には、火の用心シールが貼られるそうです。
熊手について

元々の起源は江戸時代にあるそうで、
鷲(オオトリ)神社の周辺の農民が、鍬や熊手の農機具を販売していたところ、おまけに縁起物のおかめを付けていたので、「福をかき集める熊手」となり、
広まったとのこと。
現在では、福をかき集めることから、商売繁盛や開運の縁起物となっています。
縁起熊手(装飾熊手)のほかには、
「頭の芋」(とうのいも)→八つ頭のこと。「頭(かしら)」になって出世する、子芋を数多くつけることから、子宝の恵まれると縁起とされています。
また、粟で作られている「黄金餅」。その名の通り、金持ちになれるとされています。
最近のトレンド(らしい)「切り山椒」。本格的に寒くなる12月頃に、これを食べれば風邪を引かなくなると信じられているそうです。
「酉の市」が開かれる有名神社
まずは、本家本元 東京:浅草の鷲(オオトリ)神社
横浜で一番有名なのは、南区 金刀比羅(コトヒラ)大鷲(オオトリ)神社
ちなみに、11月の酉の日は、1日・13日・25日です。
開運、福をかき集めたくなった方に、縁起熊手のお作法を…
よく、昨年より今年は大きなものを求めなくてはいけない…
毎年、買い替えなくてはご利益がない…
などという話が、まことしやかに流れていますが、そんなことはないようです。
もちろん、一年の熊手さんの働きに感謝して、奉納するのなら問題ありせんが、期限が一年的な縛りはありません。
気に入ったものを手に入れ、ずっとお使いいただけます。
ただし、神さま系は、清潔なところにしかおられないので、ほこりや汚れは厳禁です。
また、もし買い替えることにした場合、以前のものは以前購入した場所(神社)に持参し、「納め所」へ返納することをお勧めします。
友人は、いただきものの縁起熊手で、どちらでの購入かわからなかたので、新年委お札を「御焚き上げ」しているところへ持参し、焼いてもらったそうです。
私の風水の先生は、1月15日に行われる「どんと焼き」で、松飾りと一緒に焼いていただいたと申しておりました。
お世話になった、熊手さんには最後まで礼を尽くしましょうね。